2001年 6月号 積極的な人生 元 自動車事故対策センター専任講師 山崎 博 様
   少子高齢化の進む中、医療技術の進歩や健康管理体制の確立により世界の長寿国になった我が国で私達は生きている。
 新聞の「おくやみ」欄には九十歳代の方が殆ど毎日見える。人生五十年は昔語りとなった。
 痴呆や徘徊で迷惑を掛けない老後を迎えるには常に積極的な人生を送ることが大切だと思います。
 痴呆症は脳の萎縮による機能低下のためであり、脳の活性化のためには人生を積極的に暮らす工夫をすべきだと思います。
 そのため思考・行動・言葉など日常生活から消極的なものを排除すべきです。
 ちょっとの失敗でしょげるより再起の考えを自分で持つべきです。
 言葉をコミュニケーションに持つ私達は常に積極的な言葉を使い、自他共に前向きの人生を送ることにしたい。
 友を病院に見舞った時、顔色が悪いとか痩せたとか言うのは相手の気力を削ぎ間接的な殺人だと思います。
 また、自分の命を大切にしない人は他人の命も大切にしないので、殺人とか交通事故も平気です。
 最近の若者の殺人事件は憂慮すべきであり、一つで代替のない命の大切さを真剣に訴えるべきです。
 積極的な人生を送りお互いに長寿を謳歌したいものです。