Urban Stage Research Institute Corporation 
 
 
新輪島市総合計画策定業務
―企画書―
 
     
   
 
     
   
     
T 総合計画に対する姿勢・考え方  
     
           
 総合計画は、10年単位の未来の市姿を描くものであり、計画自体が市民に夢を与えるものでなければならないと同時に、総合計画書自体が夢のあるものでなければならないと考えます。
 そして、老若男女、身体状況を問わず、全ての市民が暮らす輪島に愛着を感じ、輪島で将来とも暮らし、そして輪島で楽しむ環境を約束するものでなければなりません。
 そうした当社の姿勢を各種のマークで示しています。
   
 輪島の輪(○)、島(△に波)をデザイン化し、さらに○を3つの要素である「元気」、「夢中」、「共感」で構成させました。
 笑い顔の絶えない輪島を表現しています。
 総合計画の目的の一つである「元気な市勢」と「元気な市民」を表現しています。
 子供たちがかけっこしているイメージです。
 「きときと」に、「生き生きとした」、「来人と生人のために」を込め全体的に「遊んでいる」イメージを表現しました。
 各種施策の実現により、市民・企業が輪島市に愛着を感じ、続けて暮らしていくことを表現しています。
 子供たちが虫採りに夢中な姿をイメージしています。
   
 輪島市の将来像に市民が共感し、いっしょになって達成していくことを表現しています。
 支え、支えられ暮らしていくことをイメージしています。
   
   
 U 基礎的調査の考え方、体制          
   
 
 基礎的調査の進め方は右図に示すとおりです。
 「元気」、「夢中」、「共感」の3つの切り口で現総合計画施策体系を再整理するとともに、評価を図表(位置や課題構造等)で表現し、これを基本に各種団体懇談会、タウンミーティングを行っていきます。
 提案・意見を整理し、不足分を追加した現状課題図によりトップミーティング、合同各課ヒアリングを行います。
 各課ヒアリングを合同で行うのは、他課との関連事業について把握することを目的としているからです。
 これらを統合し、地域診断・分析と施策提案のとりまとめを行います。
   

   
 V アンケートから読み取れる都市像  
   
 
 総合して考えられる輪島市の将来像は「都市的田舎」であり、決して「都市」そのものではないようです。
 都市の中に残された身近な自然を保全するというものではなく、今ある輪島そのものの自然を保全し、機能として「都市」を充実させていく思考が見受けられるからです。
 観光を中心にした市民の雇用の場の確保、遊びと福祉の場の充実が中心的課題となります。
 人口増加よりも人口定着、交流人口の増加施策・プロジェクトを充実させていく必要があると考えられます。
   
  要因




評価

プラス
(育成)
日常的買い物
地場産業・朝市
食材
通学
自然・伝統
生活環境
マイナス
(改善)
広域交通網
生活道路
雇用の場
地域施設
若者向き商業
娯楽施設
余暇施設・場
医療施設充実度
福祉施設の利便性
ゴミ処理
イメージ
活気がない
田舎
落ち着き
望ましい
都市像
娯楽など都市機能の充実
観光都市
都会的
自然保全
福祉・健康都市
定住性
(中高向アンケート)
大人になったら輪島には住んでいない(80%)
若者向き商業・娯楽施設
雇用の場
絶対戻らない(10%)
商業・雇用の条件を満足するなら戻る(44%)
 
   
 W 役割分担イメージ  
   
 
 当社の役割としては、樹に例えるならば、輪島市トップイメージを基調に、まっすぐ空へ向けて伸ばしていく幹の方向性を提案することにあると考えます。
 空に広がる枝に相当する各種施策は輪島市が基本を当社に提示し、当社が方向性に従い整理するとともに、新規施策提案を行います。
 根に相当する既往調査、資料については、輪島市が当社に提供し、当社が整理する段階で不足していると考えられるものを請求いたします。
 各種団体懇談会、タウンミーティングには基本的に当社も出席し、市民の生の声を総合計画提案に盛り込んでいきます。