Urban Stage Research Institute Corporation

フィランソロピー活動

 
 『バブル経済のまっただ中では、企業経営者は口を開けば「メセナ」「フィランスロピー」と叫んだものだった。フィランスロピーは博愛という普通の言葉だが、メセナは日本では新しい言葉だった。これは芸術活動の支援に関心の深かった紀元前一世紀のローマ帝国初代皇帝アウグストゥスに、芸術家を紹介する役割を果たしたガイウス・マエケナスの名前に由来した、国家・企業の芸術支援活動を指している。バブルがはじけた今、この言葉が聞かれなくなったのは、日本の企業の短期的利益に結びつかない行動についての関心の薄さを象徴している。』
(朝日新聞社『知恵蔵』より)
 
 
   
   
         
 (株)アスリックは「THINK & ACT TANK」を目指し、株式会社という営利法人の形態をとりながらも、地域とともに歩み、汗をかき、喜びをともに分かち合う「企業市民」でありたいと考えています。
 ただ、バブル最盛期の大企業のように多額の寄附を地域に落とすことは、法人化間も無い小さな企業である私たちにはできません。バブル崩壊後の今ではさらに難しい状況です。
 私たちは、私たちの持つ経験、技術、ネットワークをもとにした「企業市民」としての活動を通して、「働く者」の「気概」を感じていこうとしています。
 ささいなことかもしれません、奉仕ではないのかもしれません。
 それでも、この活動により、少しでも社会のためになるのであれば、がんばっていきたいと思います。
 
 
   
 (株)アスリックのフィランソロピー活動は今、「NPOの杜」だけです。
 自然環境の保全、健全な児童育成、尊厳ある高齢者福祉、就労機会の拡大、食料難への支援など、フィランソロピーの領域は地域に限定されない、世界に目をやるべきなのでしょう。
 「できるところから」、それが(株)アスリックのテーマかもしれません。
 まだ小さなことしかできませんが、長く続けられるようご声援をお願いします。