
本地区は、地方中核市である金沢市の中心市街地より東方約2kmに位置しており、緑豊かな河岸段丘に囲まれ、金沢の代表河川である浅野川に面した、豊かな自然に恵まれた地区です。
また、日本海側の基幹大学である金沢大学が、本地区背後地に移転を開始し、第1期移転はすべて完了しました。
今後は工学部を中心とする第2期総合移転に入っていくことになっております。
交通環境としては、中心市街地から比較的隣接しているとともに、金沢市の環状道路体系下で、中環状道路と外環状道路が本地区内で合流し、外環状道路は北陸自動車道における新設インタ−チェンジに直結することになっており、高速道路から約5分という好立地条件で、首都圏とも約5時間の距離となります。
さらに、この外環状道路は、加賀産業開発道路と直結し国際小松空港とも約40分、中部縦貫道路を利用し中京圏と約3時間など、将来交通需要にも十分対応する機能を持ちあわせています。
特 徴
昭和60年10月13日に設立総会が開催され、スタートをきった若松・鈴見地区土地区画整理事業も平成8年度末事業費ベ−スで進捗率95%となり、いよいよ終盤を迎えることとなりました。
本地区の特徴として挙げられることは、組合、地域が一丸となって
街づくりを進めてきたことです。従来の土地区画整理事業は、道路、公園、水路といった公共施設と宅地の整備に終始し、事業完了後10年で宅地化率70%というのが一般に言われてきた宅地化進行の状況であります。
これに対し、本地区では組合事業完了前でありながら、宅地化率が総区画数に対しすでに約50%と目覚しい都市化の進展を達成しており、街づくりを中心とする地域住民の多様なニーズに応えてきた成果ではないかと考えております。
全国からの視察者がすでに5000人を超えていることからしても、本地区はその良い事例となっているのではないかと思います。
最近では、「土地区画整理は街づくり」と言われておりますが、本地区が良い見本になるようより一層がんばらねばならないと考えております。
本地区の街づくりの成果としては、商業核となるジャスコをはじめとする目覚しい商業施設の進出、金沢大学と連携した留学生交流会館の建設などの実現です。
しかしながら今後は、
「金沢大学門前街 金沢 杜の里 の核となるような文化施設の誘致」、地域住民が将来にわたって町会をこえ活用できるコミュニティ施設の建設、組合解散後も「地域の活性化や緑豊かな街並みを保全・育成していくための街づくり支援総合施策の展開」、「地域住民の日常生活をより豊かなものとする浅野川堤防の活用」、「せせらぎの道の奥卯辰山健民公園への延伸」、「本地区の活性化を促す東部環状道路や鈴見・新庄線をはじめ小立野・鈴見線の早期整備」を実現し、街づくりの根底をなす「安心して暮らせる健全な街づくり」完成に向けて鋭意努力してまいるつもりであります。今後とも、「金沢杜の里」街づくりにご期待ください。