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老人:私が若い頃は貧しい時代で、物や食べ物にとても不自由したんだ。その貧しさから脱却しようと高度経済成長をすすめたけど、それが深刻な環境問題を引き起こしてしまった。一体、何が豊かで何が貧しいのだろう。
若者:慣れとは恐ろしいもので、私もかつてからは考えられない贅沢な暮らしを、もはや贅沢だとは思わなくなっていました。そればかりか、さらに豊かになることを望んでいました。“足るを知る”ことは実際とても難しいことです。
老人:われわれのライフスタイルや欲望を形作る環境倫理の確立が必要なんだろうね。人間以外の生物やわれわれの子孫、そして途上国の人の生存権を侵害してはならないんだ。人間と人間の間にルールがあるように、自然と人間との間にもルールがいるんだ。
若者:贅沢や便利さのツケをどこかへおしつけるやり方はもはや通用しないことを、一人ひとりが認識することが大切なのですね。
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