環境文明研究所
設立の趣旨


 人間の生存の基盤である地球の環境はいま、温暖化に伴う気候の異変、フロ ンなどによるオゾン層の破壊、熱帯林の減少をはじめ、さまざまな問題に直面し ています。かつて日本をはじめ先進国に吹き荒れた産業公害は、科学技術の力と 制度面の対応で解決の方向をたどりました。しかし、今日の地球環境問題は、技 術的ないし制度的な方法だけで解決するのは困難だといわれています。
 地球環境問題の場合には、産業公害と違って特定の原因者がいません。それ は私たちが享受している「文明」と、地球環境の「有限性」の衝突です。つまり 、大量生産、大量消費、大量廃棄で象徴される「20世紀型文明」の問題である と言っても過言ではありません。その解決は、われわれの価値観を変え、制度を 作り替え、技術を新しくするなど新しい文明を構築するほかありません。199 3年11月に成立した環境基本法も、その方向を目指しています。
 そんな視点に立ち、21世紀型の循環を基調とする新しい文明の確立を目指 して、環境と文明の分野で幅広く調査研究を行い、日本の、ひいては世界の環境 の保全と持続的社会の構築に貢献することを目的に、1993年7月に本研究所 を個人事業所として創立しました。その後の事業発展を期に、1995年5月株 式会社組織にいたしました。


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